整形外科で働く看護師の仕事は様々あり、その一つが診察の際の誘導や補助である。一般的な診察の介助では診察室に入室してから行う事が多いが、整形外科の場合は歩く事さえも難しい人も少なくないので、診察室に入る前から介助する必要がある。また、整形外科には高齢者の患者も多いので、診察台に上がり、診察が終わるまでサポートしなければならない。また、CTスキャンやレントゲンなどの検査を行う患者の付き添いも整形外科看護師の仕事だ。そのため、検査する部屋まで患者を安全に誘導し、レントゲン台に上がる際のサポートも必要になってくる。患者が検査中にレントゲン台などから落ちないよう見る事も重要な整形外科看護師の役割だ。
さらに、整形外科では骨折している高齢者の患者も多いため、トイレのサポートも整形外科看護師にとっては重要な仕事と言える。車椅子で来院する人にとってはトイレの介助は必要不可欠となっている。現在は、バリアフリー化されているトイレの数は増えているものの、小規模なクリニックではトイレの介助は欠かせない看護師の仕事だ。他にも、整形外科看護師にはリハビリをする患者の介助という仕事もある。ケガで通院が必要な患者や手術をした入院患者は、元通りに体が動かせるようになるまでリハビリを行うのが一般的だ。リハビリは努力次第で今後の自身の生活が変わってくると言える。そのため、患者に寄り添ってモチベーション高くリハビリができるよう励ます事も整形外科看護師にとては大切な業務だ。